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理研BRCについて

センターの使命

理化学研究所バイオリソース研究センター (理研BRC)は、最先端の研究基盤の一つとして、21世紀のライフサイエンスの発展と人類の福祉向上に貢献します。

第4期中長期計画(2018年から7年間) 信頼性、継続性、先導性 バイオリソース整備事業 収集・保存・提供 品質管理・品質向上・利便性向上 バックアップ 人材育成、技術研修・普及、広報 国際連携、アジア連携 基盤技術開発事業 保存技術など、バイオリソースの持続的利用を可能とする技術開発 バイオリソース関連 研究開発プログラム 研究開発動向とニーズに沿ったリソース、解析技術、データベースなどの開発・整備 iPS細胞 カモジグサ 可視化用遺伝子 疾患・病態モデルマウス 健康・環境関連微生物 学術研究から出口指向の研究、イノベーション、健康、食料、エネルギー・環境の課題解決型研究まで 科学技術イノベーションの推進

理研BRCの事業の使命と概要

生命科学において、バイオリソースが不可欠であることは言うまでもありません。理研BRCは、科学・技術・イノベーションの発展のための国際的な研究基盤として、戦略的・体系的にバイオリソースの寄託・譲渡を受け入れ、整備し、情報を付加して提供します。
理研BRCは下記3つの事業を実施します。

  1. 主要な5種類の世界最高水準のバイオリソースとそれらの関連情報に関する「バイオリソース整備事業」
  2. バイオリソース事業を効果的・効率的・継続的に実施するための「基盤技術開発事業」
  3. 研究社会の動向とそのニーズに迅速かつ的確に対応するための「バイオリソース関連研究開発プログラム」

これらに加えて、バイオリソースと技術を研究コミュニティへ移転・普及するための研修、広報活動なども活発に実施しています。

もっと詳しく: 一般の皆様へ > バイオリソースとは?

1バイオリソース整備事業

研究の動向とニーズを的確に把握することにより、それに応える最先端のバイオリソース及び情報を収集、保存、提供するとともに、バイオリソース基盤整備とその利活用のための研究開発を行います。事業対象は、下記の5種類のバイオリソースと関連情報です。

  1. 実験動物開発室:マウス系統
  2. 実験植物開発室:シロイヌナズナ、ミナトカモジグサ、各種植物由来の遺伝子クローン、培養細胞株
  3. 細胞材料開発室:ヒト及び動物由来の培養細胞株
  4. 遺伝子材料開発室:ヒト、動物、微生物由来の遺伝子クローン
  5. 微生物材料開発室:バイオセーフティレベル1または2の設備で取り扱い可能な細菌(放線菌を含む)、アーキア、酵母、糸状菌
  6. 統合情報開発室:バイオリソース関連情報

これらのバイオリソースの最も効率的かつ効果的な利活用を推進するために、最先端の取り扱い技術と情報も提供します。さらに、理研BRCは、国際品質マネジメント規格ISO9001:2015に基づいた厳格な品質検査を施し、実験結果の再現性が確保された世界最高水準の品質のバイオリソースを提供します。

ISO9001 Certification 細胞材料開発室・微生物材料開発室 品質マネジメントの国際規格ISO9001:2015の認証取得
細胞材料開発室と微生物材料開発室は、研究コミュニティ―へのサービス向上を目的とし、「バイオリソースの収集・保存・提供」の業務の質を継続的に向上させるため、品質マネジメントシステムの国際標準であるISO9001:2015とその日本標準であるJIS Q 9001の認証を取得、維持しています。 (認証証明書)

もっと詳しく: 研究室紹介 > バイオリソース整備事業

2基盤技術開発事業

バイオリソース、特にマウスリソースの整備事業を効果的かつ効率的に実施するため、保存技術、利活用技術の研究開発を推進します。凍結保存、輸送、復元技術、胚操作技術の研究開発に焦点を置くとともに、胚幹細胞の品質管理の改良にも取り組んでいます。さらに、この事業成果の普及も行います。

遺伝工学基盤技術室

もっと詳しく: 研究室紹介 > 基盤技術開発事業

3バイオリソース関連研究開発プログラム

バイオリソースの利活用により、老化、共生等の高次生命現象の理解等の学術的に重要な課題及び難病、加齢性疾患の克服、創薬、食料増産等の喫緊の社会課題の解決のための研究開発を促進するため、以下の研究開発を行います。

  1. 疾患ゲノム動態解析技術開発
  2. マウス表現型解析開発
  3. iPS創薬基盤開発
  4. iPS細胞高次特性解析開発
  5. 次世代ヒト疾患モデル研究開発
  6. 植物ー微生物共生研究開発

もっと詳しく: 研究室紹介 > バイオリソース関連研究開発事業