NBRP/国際連携・アジア連携

国際連携・アジア連携

研究開発に必要とされるバイオリソースの種類と量は、一国、一機関の収容能力を凌駕しているため、整備に関する国際協調とバイオリソースの質に関する国際標準が必要です。理研BRCは、バイオリソースに関する様々な国際ネットワークに参加し、国際的な連携活動を積極的に行なっています。

Asian Network of Research Resource Centers (ANRRC)

logo of ANRRC

ANRRCは、21 世紀における持続的な生物遺伝資源の利用と新規のリソースの開発を促進し、科学技術イノベーションを推進し、アジア地域の科学の発展、またアジアの欧米に対する相対的地位を向上させ、究極的には人類の繁栄に貢献することを目的として、2009 年9月に設立されました。2018 年末の時点で、16の国と地域から108の機関が参加しています。理研BRCは、創立メンバーとして、また、議長・副議長あるいは理事としてANRRCにおいて中心的な役割を果たしています。

International Mouse Strain Resource Database (IMSR)

logo of IMSR

全世界のマウスリソース機関から提供可能なマウス系統の一括検索データベースであり、理研BRCも提供可能な全てのマウス系統を登録しています。

International Mouse Phenotyping Consortium (IMPC)

logo of IMPC

2011年9月に発足し、理研BRCを含む14の国と地域の25機関が加盟しています。現在第2期であり、“加齢マウス”の表現型解析をプロジェクトに加えています。ヒトの全遺伝子の機能と疾患との関係を明らかにするため、同じ哺乳類のマウスの全遺伝子について、それぞれノックアウトマウスを作出し、表現型を世界共通の基準で解析し、そのマウスと解析データを世界の研究者に提供する国際プロジェクトです。BRCは、このコンソーソアムに参画し、4つの開発室・チームが活動しています。

The Asian Mouse Mutagenesis & Resource Association (AMMRA)

logo of AMMRA

アジアマウス突然変異開発リソース連盟(Asian Mouse Mutagenesis and Resource Association; AMMRA) は、ミュータントマウス開発と表現型解析並びにマウスリソース整備と、それらの利用を促進するためのアジア連携を目的として、2006 年に設立されました。アジア・オセアニアの6か国と地域の11機関が参加しており、理研BRCは創立メンバーとして活動しています。

Multinational Arabidopsis Steering Committee (MASC)

logo of MASC

MASCは、シロイヌナズナを用いた植物科学に関わる国際連携を牽引してきました。理研BRCはシロイヌナズナの遺伝子破壊系統や完全長cDNAなどの網羅的なリソースを国内外に提供することにより、欧米のリソースセンターと連携して国際プロジェクトの推進に貢献してきました。現在は、MASCの目標である“From bench to bountiful harvests”の実現に向けて活動しています。

International Cell Line Authentication Committee (ICLAC)

logo of ICLAC

ICLACは、誤認細胞を使用した研究を研究コミュニティから排除することを目的に、2012 年に発足した国際組織です。理研BRC、米国ATCC、英国ECACC、ドイツDSMZなどの世界11 ヶ国の主要細胞バンク機関が参画し、誤認細胞と判明した細胞を研究コミュニティに発信するためのホームページの作成・運用等の活動を行っています。また、Nature 誌等に関連記事を掲載し、研究コミュニティへの啓発活動を継続して実施しています。

International Stem Cell Initiative (ISCI) and International Stem Cell Bank Initiative (ISCBI)

logo of ISCBI

ISCFは、幹細胞研究分野の世界的な連携協力に基づいた発展を目指して、世界11 ヶ国が参加し、2003 年に設立された国際組織です。ISCF傘下において、多能性幹細胞(ES/iPS 細胞)の培養技術、応用技術等に関する世界的な標準化を図ることを目的として、ISCIが設立され、また、多能性幹細胞のバンク事業の標準化を目的にISCBIが設立されました。理研BRCはISCI及びISCBIにその発足当初から参画し、多能性幹細胞研究の発展及び標準化に貢献しています。


World Federation for Culture Collections (WFCC)

logo of WFCC

WFCCは、微生物株・培養細胞を対象とする生物資源センター・カルチャーコレクションを支援する国際的ネットワーク機関として機能しており、また附設のWDCM(World Data Center for Microorganisms) は、コレクションやその保有菌株に関する情報を公開しています。理研BRC-JCMはWFCCの理事を輩出しており、WFCCとの良好な連携を保っています。また、JCMは様々なデータを提供することによってWDCMの情報ツールの基盤整備や開発に協力しています。