BRC RESOURCE NEWS 2023 vol.04
実験動物開発室
Gal4/UAS システム依存的な遺伝子組み換えとイメージング
2023年2月公開“今月のマウス”では、高橋智先生・吉原雅大先生(筑波大学)に寄託して頂いたUAS-Cre-T2A-miRFP670 Tg マウス (RBRC11716) をご紹介しています。
実験植物開発室
Exp-Plantカタログ更新 – TF-GR 系統の情報を追加 –
シロイヌナズナ転写因子とグルココルチロイド受容体を融合した遺伝子(TF-GR)を過剰発現する系統です。Exp-Plantカタログから5,648系統を転写因子の遺伝子情報で検索できます。
細胞材料開発室
ヒトiPS細胞の培養に関する技術研修
コロナ禍のため中止していたヒトiPS細胞培養の技術研修を再開いたします。当研修では、ヒトiPS細胞の培養方法の種類と特徴の概要説明、フィーダー を用いて培養する細胞の継代・凍結(簡易ガラス化法)・融解法、及び、フィーダーフリーで培養する細胞の培養方法について、講義と実習を行います。
遺伝子材料開発室
様々な生物に由来するユニークな発光タンパク質、ルシフェラーゼ
生細胞内で標的タンパク質の動態などをリアルタイムに検出できる生物発光イメージングツールをJNC (株)からご寄託いただきました。プランクトンやエビなど様々な生物に由来するユニークなツールを是非、利活用ください。
微生物材料開発室
好気条件下で生育できる絶対共生性 DPANN アーキア
DPANN群は「超門」に相当する巨大なアーキア系統群です。これまでにゲノム情報は数多く報告されていますが、リソースとして公開されているDPANN群 の培養株は皆無でした。この度JCMでは、好気条件下で容易に培養可能な絶対共生性の好熱好酸性DPANNアーキアを2株公開しました。
- Nanobdella aerobiophila JCM 33616T
- “Microcaldus variisymbioticus” JCM 33787T