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バイオリソース利用者の皆様へ

国際規格ISO9001の認証に基づく品質管理から理研BRC独自の品質管理へ

ライフサイエンスでは、研究に用いるバイオリソースの品質が研究成果を大きく左右します。そこで、バイオリソース研究センターでは、利用者に提供するバイオリソース・サービスの品質を継続的に向上させていくため、国際規格の品質管理システムであるISO9001の認証を取得し、2007年よりPDCAサイクルの駆動によるバイオリソースの品質向上に努めてきました。

足掛け19年にわたるISO9001の運用により、理研BRCが提供するリソースの品質は大幅に向上しました。この成果をさらなる品質向上につなげるため、ISO9001の運用で学んだノウハウを元にバイオリソース事業に特化した理研BRC独自の品質管理システムを構築し運用します。このため、2025年度より以下の取り組みを開始しています。

1. 品質管理方針の策定

品質方針

品質管理方針(品質に関わる戦略、旧称品質方針)に独自の品質管理システムの構築と運用を明記したうえで、2025年4月に公開しました。

2. 理研BRCが自ら駆動するPDCAの構築

認証の維持・更新に費やしていた資源をトップダウン型からボトムアップ型(全員参加型)の品質管理活動に振り向け、一層の品質向上を目指します。

3. 理研BRCの全リソースに品質管理システムを展開

ISO9001の認証に基づく品質管理の運用経験のない開発室においても理研BRCが独自に構築する品質管理システムを運用します。

品質管理支援ユニットの役割

理研BRC独自の品質管理システムを構築し、その円滑な運用を支援することで、理研BRCが提供するバイオリソースの品質をさらに向上させます。それによりライフサイエンス研究の発展と人間社会の持続可能な発展に貢献します。