ISO9001に基づく品質管理
国際規格ISO9001に基づいた品質管理
平成29年7月に文部科学省より出された小学校の学習指導要領には次のような説明があります。
『つまり,「問題を科学的に解決する」ということは,自然の事物・現象についての問題を,実証性,再現性,客観性などといった条件を検討する手続きを重視しながら解決していくということと考えられる。』
ライフサイエンスでは、研究に用いるバイオリソースの品質がこれらの条件に大きな影響を及ぼします。そこでバイオリソース研究センターでは、顧客に提供する製品・サービスの品質を継続的に向上させていくことを目的とした品質マネジメントシステムの国際規格ISO9001の認証を2007年に取得し、その仕組みに基づいた品質マネジメントシステムを構築してバイオリソースの品質向上に努めています。
バイオリソース品質管理支援ユニットの役割
ISO9001の認証取得と円滑な運用には事務局の役割が不可欠です。そこで2006年度にバイオリソース品質管理支援ユニットが設置され、認証の取得・維持と運用に関わる支援を行っています。
具体的には認証維持・更新に不可欠となる外部監査に加え、マネジメントシステムの運用状況をチェックするための内部監査及びマネジメントレビューを企画・推進します。更にISO9001の認証対象である細胞材料開発室、微生物材料開発室にとどまらず、バイオリソース研究センターに属する全ての開発室・チームと筑波事業所研究支援部及びバイオリソース研究推進室との連携により、内部監査への参加奨励、資格の取得及び研修受講に対する支援を行い、品質管理に対する意識向上を図ります。
これらの活動全体を通してPDCAサイクル(図)を回すことにより世界最高水準の品質を達成し、ライフサイエンス研究の発展と人間社会の持続可能な発展に貢献します。