BRC RESOURCE NEWS 2022 vol.02
実験動物開発室
がん研究注目の因子 Meflin(Islr)機能解析ツール
2022年6月公開“今月のマウス”では、榎本篤先生(名古屋大学)に寄託して頂いたGPI型分泌膜タンパク質Meflinの機能解析、発現パターン解析に有用なマウス系統をご紹介しています。
実験植物開発室
Exp-Plantカタログ更新 FOX系統の情報を追加
FOX系統は、シロイヌナズナ遺伝子を恒常性プロモーターの制御下で過剰発現させたシロイヌナズナ形質転換系統です。このFOX系統のうち7031 系統について導入された遺伝子の情報をExp-Plantカタログから公開しました。
細胞材料開発室
疾患特異的iPS細胞 及び 健常人iPS細胞を提供してます
- ほとんどの疾患特異的iPS細胞は「提供承諾」や「共同研究」が不要で、「企業の利用も可能」です。(倫理委員会による審査・承認は必要です。)
- 利用希望のご連絡を頂いた細胞は「優先的に整備」します。
- 疾患特異的iPS細胞 及び 健常人iPS細胞には「臨床・健康情報が付随している株」があります。
遺伝子材料開発室
明るく、退色しにくい緑色蛍光タンパク質 StayGold
理化学研究所CBSの宮脇敦史先生から、既存の蛍光タンパク質と比較して、極めて退色しにくい蛍光タンパク質であるStayGoldが寄託されました。皆様の活発なご利用をお待ちしております。
微生物材料開発室
ヤシ科植物に生える糸状菌 Endocalyx cinctus
E. cinctus (子嚢菌) の子実体は大変ユニークです。根元の黒色円筒形の外皮が中心部のシンネマ (菌糸束) を包み、シンネマ全体は黄色の薄い外皮に覆われています。黒い無性胞子はシンネマ内部で上に押し上げられながら成熟し、子実体の先端が放射状に破れて露出します。分離株を滅菌したヤシに植えると天然同様の子実体ができます。