BRC RESOURCE NEWS 2022 vol.01
実験動物開発室
時空間特異的遺伝子組み換えを可能にするCreドライバーマウス
2022年3月公開“今月のマウス”では、宝田剛志先生・髙尾知佳先生(岡山大学)に寄託して頂いたTRE-PA-Creマウス(RBRC11090)をご紹介しています。
実験植物開発室
新規公開|光合成/ストレス研究関連 植物培養細胞株
光合成研究やストレス研究に資する植物培養細胞株5株を公開しました。
- NI:タバコ光独立栄養株
- ATR-r:タバコ除草剤耐性株
- NaCl-r:タバコ耐塩性株
- BsLs:マングローブ植物の高塩耐性株
- AY-01:シダ植物の高カドミウム耐性株
細胞材料開発室
COVID-19関連研究に利用される細胞株
抗SARS-CoV-2 Spike 抗体を産生するハイブリドーマを提供しております。
その他、当室から提供した細胞株を利用して、COVID-19関連論文が多数発表されております。また、様々な動物種の細胞株も当室では保有しており、ウィルス感染研究にも利用されております。
遺伝子材料開発室
哺乳動物細胞用の遺伝子発現ベクターpEF-BOSシリーズ
pEF-BOS-EXベクターは、哺乳動物細胞の種類によらず強発現しやすくiPS細胞でも汎用される遺伝子発現ベクターです。この度、本ベクターの開発者である大阪大学の長田重一先生のグループから、薬剤耐性マーカーやFLAGタグを組み込んだ3種類の改良型ベクターを寄託していただきました。活発なご利用をお待ちしております。
微生物材料開発室
共培養を必要とする菌株
口腔の健康と関連があるTannerella serpentiformis(JCM 31303T)は発育を助ける菌株としてCutibacterium acnesを必要とします。今後共培養を必要とする菌株がさらに分離・培養されることにより、微生物叢の共生メカニズムが紐解かれることが期待されています。