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BRCについて

実益がある現在の仕事に責任とやりがいを感じる日々
(髙﨑開発研究員)

髙﨑開発研究員 写真1

BRCには、さまざまな分野で活躍する女性が多数在籍しています。そこで、各々のライフスタイルにあった働き方で輝き続ける12名の女性職員にインタビュー。

今回お話しいただくのは、iPS細胞高次特性解析開発チームで開発研究員を務める、髙﨑真美さん。

米国国立衛生研究所でポスドクとして勤務し、分子発生生物学を学ぶ。現在はラボマネージャーを担当し、研究以外の部分でもチームのために貢献しています。仕事に対する思い、やりがい、今後の展望などを語ってもらいました。

プロフィール

  1. 髙﨑真美さん
  2. iPS細胞高次特性解析開発チーム/開発研究員
  3. 筑波大学大学院にて学位取得後、米国国立衛生研究所でポスドクとして勤務。神戸理化学研究所への入所が決まり、2001年に帰国。筑波大学医学医療系、茨城県立医療大学を経て、2018年に再び理化学研究所に入所する。現在は疾病由来iPS細胞の特性解析、iPS細胞の新規培養法の開発に従事している。

実益がある現在の仕事に 責任とやりがいを感じる日々

高校時代、授業で習った遺伝子の話に興味を持ち、生物系の学部を選択。研究が想像以上におもしろく、もっと知りたいという好奇心で修士、博士課程へと進みました。そして大学院修了後は、海外で活躍している研究者と仕事をしてみたいという思いから、アメリカへ留学することに。米国国立衛生研究所に4年半所属し、アフリカツメガエル胚を材料に分子発生生物学を学びました。

帰国後は、研究を再生・幹細胞生物学分野へとシフトし、2018年に現在のチームに所属しました。主に、全国の研究所から寄託された疾患特異的iPS細胞の特性を調べ、品質を評価したり、新たな加工iPS細胞の作製も行っています。

自身の研究も大切ですが、ここはバイオリソースを取り扱うセンターなので、“全国の研究者にリソースをいかに安心して使ってもらうか”が一番のミッションです。好きな研究だけをしてきた今までの立場とは違い、確実な任務がある分責任も伴いますし、常に身の引き締まる思いでいます。

一方で、私たちが解析した細胞が幅広い研究で使われていたり、新たな発見につながっていたりと、人の役に立てていることが目に見えてわかるというのは、今の業務ならではの喜びです。これまでにはない達成感を味わえ、それが原動力にもなっています。

チーム全員が研究に専念できる 働きやすい環境作りにも尽力

髙﨑開発研究員 写真2

現在は、所属しているチームの“ラボマネージャー”という役目も担っています。研究に必要な試薬や機器の補充・管理だけでなく、時にはメンバーの悩みや問題に対応するなど、円滑に業務が進むように環境を整えることが主な役目です。

そこで日ごろから気を付けているのが、相手に話しかけてもらいやすい雰囲気を作ること。話すことで満足したり、すっきりしたりする部分もあるはずです。一緒に働いていると、なんとなくいつもと違うのかなという気配を感じることがあるので、自分から声をかけるなどして、早い段階で問題を解決できるように心がけています。

チームメンバーは学生を含めて13人程で、半数以上が女性です。女性は同性のほうが話しやすい部分もあると思うので、そういう点では相談することのハードルが下がり、皆さんの想いを汲み上げやすくなっているのではないかと感じています。

また、チームには海外から来ている日本語が苦手な研究者もいるので、英語で相談ができるというのも利点に。留学で得たスキルを思わぬ形で活かすことができ、嬉しく思っています。今後も働きやすい環境作りも大切にし、研究以外の部分でも役立っていきたいです。

子育てが落ち着いた今、研究と趣味どちらも楽しんでいきたい

私は、研究職は非常に楽しい職業だと思っています。幾度となく同じような実験を繰り返したり、研究が思うように進まなかったりと苦しいときもありますが、新しいものを発見する瞬間に立ち会えるというのは、何度体験しても素晴らしいものです。

私が大学院生の頃と比べたら、女性の大学院生や研究者は確実に増えています。とは言え、業界としてはまだまだ女性が少ないのが現実です。特に女性は、結婚や出産などを考えると不安に思うこともあるかもしれません。ですが、制度を利用するなど工夫次第で長く活躍することは可能ですし、実際にBRCにはそういった方がたくさんいます。今後ますます女性研究者への理解が深まると思うので、興味があるのならばぜひチャレンジしてみてほしいです。

私も今後も研究に励んでいきたいと思うと同時に、子育ても一段落したので、これからは自分のためにも時間を使いたいとも考えています。今まで無趣味だったので、まずは趣味を見つけてみようと、パンやお菓子を作る料理教室に通い始めたところです。まったく環境の違う人と話す機会ができ、そういう点でもいい気分転換になっています。仕事を楽しみながら、プライベートも大切にしていきたいです。

髙﨑開発研究員 写真3