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活躍するバイオリソース

01未来を拓く植物のチカラ

最近、地球規模での異常気象が立て続けにおきています。大雨や旱魃、冷害や巨大台風は人々の暮らしを直撃するだけでなく、森林や田畑の作物にもダメージを与え、いっそうの環境破壊や食料価格の高騰をもたらしています。そしてその犯人として地球温暖化が疑われており、化石燃料に頼る文明には限界が近づいているとも言われています。あらためて言うまでもなく、植物は太陽から降り注ぐエネルギーを直接使うことができます。そして植物は人間や家畜の食料になるばかりではなく、生命に不可欠な酸素の供給源として、また燃料や家屋などの材料として、重要な役割を担ってきました。化石燃料でさえも、もとをただせば太古の植物や藻類が蓄えたエネルギーです。植物を効率良く利用することができれば、化石燃料に過度に依存せずに持続的な発展が期待できます。
そこで平成22年度から理化学研究所では、植物の力を活用したものづくり戦略プロジェクト、「バイオマス工学研究プログラム」をスタートしました。このプロジェクトでは、植物の生命力を活用してバイオマスを増産し、バイオプラスチックの原料として利用するための研究開発を行います。

実験植物開発室室長
          小林 正智の写真
実験植物開発室 室長

小林 正智

荒廃地でも育つ植物を開発して食料と競合しないバイオマス増産を目指す
荒廃地でも育つ植物を開発して食料と競合しないバイオマス増産を目指す