環境保全型養殖への魚体画像診断イノベーション
-抗病性に貢献する好熱菌発酵飼料の機能性を評価-
理化学研究所(理研)環境資源科学研究センター 環境代謝分析研究チームの菊地 淳 チームディレクター、生命医科学研究センター 粘膜システム研究チームの大野 博司 チームディレクター、宮本 浩邦 客員主管研究員、バイオリソース研究センター(BRC) 統合情報開発室の鈴木 健大 研究員、北里大学 医療衛生学部 血液学研究室の佐藤 隆司 講師らの共同研究グループは、医工学分野で活用される画像診断のための計算手法を応用し、魚体の画像を用いて非侵襲的に健康状態を評価する技術を開発しました。本開発技術の検証では、マダイの感染症発症と高温発酵飼料(好熱菌群を活用したリサイクル発酵飼料)の関係性を対象とし、画像診断イメージングにより、環境保全型の養殖を目指した飼料機能性の迅速な評価・診断に役立つ可能性があることを明らかにしました。