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第172回BRCセミナーのお知らせ

ウイルスからの「遺伝子獲得」が哺乳類の個体発生機構成立に与えたインパクト

第172回BRCセミナーのお知らせ
ポスター(PDF版)

日時

2025年2月7日(金)16:00~17:15

場所

理化学研究所バイオリソース研究センター
森脇和郎ホール

オンライン同時開催

Zoom Webinar利用
(参加ご希望の方はinfo-brc-seminar@ml.riken.jpまで連絡をお願いいたします。接続情報をお送りいたします。)

講師

石野 史敏 先生 (ご講演)
東京科学大学
名誉教授(元 難治疾患研究所・エピジェネティクス分野教授)

金児-石野 知子 先生
東海大学
客員教授(元東海大学医学部教授)

要旨

哺乳類の誕生という大進化において、ゲノム機能にどのような変化が起きたのか?哺乳類のゲノムの9% を占める内在性レトロウイルス/ LTR レトロトランスポゾンは、以前はゲノム中のゴミと言われていた。しかし現在では、これに由来する少なくとも5つの遺伝子が、哺乳類の胎盤形成・機能維持に必須の機能を果たしたことがわかっている。それに加え、哺乳類のもう一つの特徴である、脳機能の高度化にも、これらの遺伝子が重要で多様な関わりを持つことがわかってきた。
本セミナーでは、PEG10、PEG11/RTL1 遺伝子を含めた11 個のSIRH/RTL遺伝子の機能と哺乳類進化との関係、および遺伝子獲得の場としての胎盤・卵黄嚢など胚体外組織の重要性について紹介する。

お問合せ

バイオリソース研究センター セミナー担当
info-brc-seminar@ml.riken.jp

当セミナーは、学生、研究者、技術者を対象としたものです。
理化学研究所以外からご参加の方は、所属する大学または研究機関が発行する身分証をご持参になり、守衛所にて入構証をお受け取りください。