生物に潜むRNAウイルス・RNAプラスミドのご紹介 －温泉の事例を中心に－

ポスター(PDF版)

日時

2024年12月19日（木）14:00～15:00

場所

理化学研究所バイオリソース研究センター
森脇和郎ホール

オンライン同時開催

Zoom Webinar利用
（参加ご希望の方はinfo-brc-seminar@ml.riken.jpまで連絡をお願いいたします。接続情報をお送りいたします。）

講師

浦山 俊一 先生
筑波大学 生命環境学群 生命地球科学研究群
生命環境系 糸状菌相互応答講座 助教

要旨

目に見えない微生物が我々の体内を含め、あらゆる環境に生息していることが常識となった。一方、微生物よりもさらに小さく、共通遺伝子も有していないウイルスなどの細胞寄生性遺伝因子については、今まさにその多様性解明が進められている状況にある。そして、このような因子が微生物同様に普遍的に存在し、多様な役割を担っている可能性が指摘されている。
本発表では特にRNA をゲノムとする因子について、その探索の歴史や現状を俯瞰し、私たちの技術と発見についてご紹介させていただきます。

RNAウイルスはほぼすべての生物に存在しています。浦山先生は、RNAウイルスを検出する独自の手法を開発することで、さまざまな環境における、微生物と共生するRNAウイルスの多様性を明らかにしてきました。そして、高温酸性環境において、RNAウイルス界の「第3の界」に相当すると考えられる全く新しいRNAウイルスを発見し、その成果を2024年1月にNature Microbiology誌に発表されました。

お問合せ

バイオリソース研究センター セミナー担当
info-brc-seminar@ml.riken.jp