暗黒生態系に潜む原始的古細菌の謎の生態を解明
-深海底熱水噴出孔の岩石内部に増殖の鍵-
東京大学大学院理学系研究科の鈴木庸平准教授を中心とした、同大学大学院農学生命科学研究科の鈴木道生教授、慶應義塾大学の金井昭夫教授と森大特任助教(研究当時)、理化学研究所放射光科学研究センターの大浦正樹チームリーダーとバイオリソース研究センター(BRC)微生物材料開発室の加藤真悟上級研究員、広島大学の横山正准教授と、高輝度光科学研究センターの菅大暉研究員から成る共同研究グループは、南部マリアナトラフの深海底熱水噴出孔から採取したチムニーの内部を調べた。チムニーの内壁は黄銅鉱の塊で、その内部でシリカに詰まった網目状の隙間に、微生物が密集することが判明した。
本研究は、科学雑誌『ISME Journal』(11月5日付:日本時間11月5日)に掲載されました。