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花が散りゆく仕組みを遺伝子から解明
-オートファジーにより、古い花びらの根本を狙い撃ちして除去していた-

奈良先端科学技術大学院大学 先端科学技術研究科 バイオサイエンス領域の山口暢俊准教授を中心とし、理化学研究所 バイオリソース研究センター(BRC) 植物-微生物共生研究開発チームの市橋泰範チームリーダー、熊石 妃恵テクニカルスタッフⅡ(研究当時)が参画する研究チームは、ノーベル生理学・医学賞でも注目された「オートファジー」という細胞内のタンパク質などを自ら分解する機能を使って、植物が古くなった花びらを除去していることを解明しました。この成果により、花が散る時期を人為的に調節できるようになれば、長持ちする花を作るなど、園芸や農業の分野での応用が期待できます。

本研究は、科学雑誌『Nature Communications』オンライン版に掲載されました。