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VenusならびにhKO1に関する提供承諾書のご提出不要のお知らせ

理化学研究所脳神経科学研究センター (CBS) の宮脇敦史博士は、ご自身が開発された蛍光タンパク質遺伝子を含む多数のバイオリソースをBRCに寄託されています。これらの蛍光タンパク質遺伝子は、タグ付けしたタンパク質の細胞内局在の観察のみならず細胞周期観察など生きたままの生物で生命現象を観察する目的に利用されています。また、宮脇博士から供与された蛍光タンパク質遺伝子を用いて国内外の研究者が作製した改変派生物もBRCに多数寄託されています。
この度、宮脇博士が開発された蛍光タンパク質遺伝子のうち、特許が満了したVenusとhKO1について、それらの使用にあたって提供承諾を不要とする指示が宮脇博士からございました。これを受け、BRCは、今後はVenus並びにhKO1を含むバイオリソースの使用に係る条件のうち、宮脇博士の提供承諾書の提出を不要とします。なお、営利目的利用についてもご提供可能となるバイオリソースがございますので、各開発室にお問い合わせください。
是非、今後も当センターに寄託されたVenus並びにhKO1を含むバイオリソースの活発なご利用をお願い申し上げます。

また、皆様が宮脇博士から供与された蛍光タンパク質遺伝子を改変してリソースを開発されました際には、当センターにご寄託いただきますようお願い申し上げます。バイオリソースをご寄託いただくことにより、関連研究分野の発展、寄託者の知的財産の形成と保護が期待できます。加えて、バイオリソースの維持や他の研究者への提供等の煩雑な作業に要する皆様のご負担を大幅に軽減することができます。ご寄託頂きましたバイオリソースは、当センターで大切に維持・管理・保存し、広く研究者の皆様のニーズにお応えして提供できるよう精一杯努力いたします。
是非この機会にご寄託のご検討をよろしくお願い申し上げます。

ご不明な点がございましたら、理化学研究所 バイオリソース研究センター・センター長室 草山まで( tsukuba-mta@ml.riken.jp )ご連絡下さい。