科学における連携と協働を模索して

ポスター(PDF版)

日時

2023年10月24日（火） 16:00 ～ 17:00

場所

バイオリソース研究センター 森脇和郎ホール

オンライン同時開催

Zoom Webinar利用
（参加ご希望の方はinfo-brc-seminar@ml.riken.jpまで連絡をお願いいたします。接続情報をお送りいたします。）

講師

春日文子 先生
長崎大学 熱帯医学・グローバルヘルス研究科／プラネタリーヘルス学環
元日本学術会議副会長

要旨

社会や地球環境がダイナミックに変化する今、科学にも多様な役割が求められている。 真理を探究し、自然や人間社会の営みを理解する科学の重みはますます増している。 同時に、社会の問題解決や生活の質の向上のために、新たな技術の開発も必要であり、それを支える科学の意義も大きい。 さらに、社会や環境の問題自体の理解や問題解決の方策を技術以外の側面から探究する科学もある。 政策判断の基盤となるエビデンスを提供することも、このタイプである。これら様々な性格の科学の間に優劣はなく、重要さにも差はない。 多様な科学が発展し、補完し合うことが望ましい。 講演者は、主に最後のタイプの科学に携わるとともに、人文社会科学を含め、多くの科学分野間の連携や社会と科学との協働を進めてきた。 その過程で感じたことの一部は、他の科学に携わる研究者にも共通するかもしれない。 科学者としての想いを交換する機会になれば幸いである。

世話人

遺伝工学基盤技術室
小倉 淳郎

お問合せ

バイオリソース研究センター セミナー担当
info-brc-seminar@ml.riken.jp