第161回BRCセミナーのお知らせ
研究のビジュアルデザイン
日時
2022年 7月 28日(木) 13:30 ~ 14:30
場所
Zoom Webinar
(参加ご希望の方はinfo-brc-seminar@ml.riken.jpまで連絡をお願いいたします。接続情報をお送りいたします。)
講師
田中 佐代子 先生(筑波大学芸術系教授)
紹介メッセージ
発表スライドや広報用のチラシ・ポスターなど、専門ではない人でもデザインをすることが必要な場面はどんどん増えています。配色・フォント・レイアウトなど、デザインの基本を少し知識として知っているだけで、はるかに伝わりやすいデザインが可能になります。
要旨
ビジュアルには、a)直感的な理解、b)即時性、c)強烈な記憶形成、など優れた特徴があり、ことばによる伝達がむずかしい内容でも容易に伝達できる力があります。今パソコンが普及し、研究発表のビジュアル化も進み、学会発表スライド、学会発表ポスター、論文、報告書等、研究者自身が作成する機会が増えています。しかし研究者にはビジュアルデザイン学習の機会がほとんどなく、ほぼ独学によってビジュアル資料を作成しているのが実情です。この状況を打開したいと思い、「PowerPointによる理系学生・研究者のためのビジュアルデザイン入門」を作成し刊行しました。今回はそこから特に重要な部分を抜き出して講述します。
- 図形と描画
パワポで図形を描く際の注意点や、パワポでイラストを描くためには知っておきたい「頂点の編集」機能についてDNA、マウス等、具体例を示して解説します。 - 配色
わかりやすい配色のために必要なポイントを解説します。またより多くのひとに伝えるために必要な、カラーユニバーサルデザインについても解説します。 - 書体と文字組
スライドやポスターに適切な文字サイズ、推奨・非推奨書体、強調方法、適切な行間・行長、箇条書きのポイント等について解説します。 - レイアウト
視線の流れ、整列法、近接・遠隔、情報の整理と構造化、グリッドシステム等について、スライド資料や発表ポスター等、具体的な事例をもとに解説いたします。
お問合せ
遺伝子材料開発室 三輪 yoshihiro.miwa@riken.jp