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新たな害虫忌避剤の登録認可取得
-植物防御力を高め害虫を忌避。殺虫から制虫へ-

バイオリソース研究センター実験植物開発室の安部洋専任研究員、小林正智室長、農業・食品産業技術総合研究機構(農研機構)の櫻井民人上級研究員、神奈川県農業技術センターの大矢武志主任研究員、広島県立総合技術研究所の松浦昌平主任研究員らの共同研究グループは、植物が持っている害虫に対する防御力を高め、難防除害虫として世界的に大きな問題となっているアザミウマ類を忌避する害虫忌避剤を開発しました。そして、内閣府・食品安全委員会、厚生労働省・食品衛生分科会、農薬・動物薬部会での審議を経て、農林水産省の農薬登録を3月26日に取得しました。

本研究成果は、植物が有する害虫に対する防御力を高め、害虫を殺すのではなく、守るべき植物から忌避させることで、被害を抑えることを可能とする害虫忌避剤を開発したことです。これにより、従来の殺虫剤依存から脱却するとともに、持続的な農業生産に向け、生産者および消費者にとって安心度の高い新たな害虫管理に貢献すると期待できます。