マウスゲノム多型データベースを公開しました
モデル生物の参照ゲノム配列やゲノム多型情報は、バイオリソースを利用して研究活動を行うユーザーに必要不可欠なものになっています。理研バイオリソース研究センターでは、実験用マウスの付加価値向上と利活用促進のため、マウスゲノム多型データベース「MoG+(モグ プラス)」を公開しました。
MoG+には、日本産マウス系統を始め、実験動物マウスの成立に寄与した複数亜種に由来するマウス系統のゲノム多型情報が搭載されており、High-throughput sequencingによる各種の解析にも利用可能です。また、疾患研究に有用なヒト疾患関連情報や、各種バイオリソースとの連携を順次進めていきます。
MoG+に搭載したマウスのゲノム多型情報の整備は、国立遺伝学研究所比較ゲノム解析研究室、先端ゲノミクス推進センター、ならびに情報・システム研究機構データサイエンス共同利用基盤施設ゲノムデータ解析支援センターと共同で実施しました。なおMoG+は、2019年度まで国立遺伝学研究所系統情報研究室で運用されていたNIG_MoG2をBRCに移管、刷新して構築されました。